FC2ブログ

プロフィール

Cecilie

Author:Cecilie
無邪気なサディスト、唯一の主には徹底的に隷属。全ての収束する先は一つ・・。

性、その他プライベートな色々のことを思うままに綴っております。いわゆる逸脱した性についても描いておりますので、嗜好の合わない方はどうかお見捨ておきくださいませ。

「執事奴隷」「M転-奴隷」「Je'tadore」「fateful」「re-deeper」「closest」「re-est」「another.s」「sai-ka」は主従・SMから始まったある男女の恋愛の成行きを綴っています。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QRコード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

荒地の恋


“荒地の恋”を読んだ。

もちろん、描かれている主人公の半生も読みごたえがあるが、
何より、阿子さんである。
これほどまでに。。自身と阿子さんが重なる。



主人公と阿子さんとの関係においては、
描かれていない色々なことがあっただろうと思う。

ただ、察するに、阿子さんとの関係においても
明子さんという女性とのことが影響していて、
場合によっては、それが阿子さんが別の男性と家庭を持つに
至ったことにも影響している可能性があると思う。

なぜか、それは薄っぺらな嫉妬とかではなく、
主人公が明子さんのことを身内のように思って、
家に出入りすることさえいとわないような存在であったこと。
そこへ、主人公と阿子さんの年の差や、
女性として色々考えるところもあっただろう、
そうした色々で家庭を持つことを決めたのではないか。


「見送らせて(看取らせて)ください、私に」


そういった彼女の言葉に激しく共感する。
そして、その後に出てくる、主人公の男性の、
「彼女の家庭を壊すわけにはいかない」という必至の想い。



最終章で、阿子さんが主人公の告別式で、
主人公の双子の弟さんに自身が恋人であったことを明かすと、
弟さんは「お兄さんを幸せにしてくれてありがとう」という。

それを受けるように、阿子さんの
「幸せにしてくれてありがとう」という言葉。
これは、もしかしたら、主人公が阿子さんを想う気持ちがあってこそ、
彼女が家庭を持ち、それを維持するに至ったこと、
それに対する感謝をも含むのではないか、
なんてただの憶測だけれど。

女性は、“この人”と思ったらまっすぐで、
阿子さんも、きっと主人公の男性を心から思っていただろうからこそ、
様々な想いの囚われたことだろうと思う。
それを、主人公その人が、いさめてなだめてきたのだろう、
そんな憶測は、むしろ自分の場合に重ねているだけかもしれない。



これほどに彼女に共感して、共感するからこそ、
思うことがある。


主人公の「彼女の家庭を壊すわけにいかない」という想い、
一方で、かなりの間際まで、「阿子、阿子、阿子、、、」と、
阿子さんを求め続けていたこと。

必ずしもこの2人と私達は同じではないけれど、
とても救われる想いがする。


私もいつか、その時がきたら、
彼女のように感謝の思いで(もちろんそんな単純ではないと思うが)
穏やかに、彼を失うことを受け止められたらいいと思う。

彼に心配をかけないためにも。
いつくるかわからないその日のために、強くならないと。


ちょうど大切な人が入院するようなことがあった。
きっと“何か”は唐突にやってくる。
幸か不幸か、そのことが私の生活に実質的な影響はもたらさない。
だから気づかない振りをしてやり過ごすこともできる。
でも、心は秘かに泣いている。


これから、年を重ねれば私も強くなれるだろうか。
心でも泣くことなく、“ありがとう”の気持ちで、
身に起こる全てを受け止められるだろうか。


今はまだ考えられない。
ただ、あの人を大切に想うだけ。。




<< 愛する | ホーム | 通じ合う 2 >>


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。